以前、『ワンダースワン(WS)』のアダプタを作成して、『CartReader』でソフトの吸出しをしました。
『ワンダースワン(WS)』は、レトロフリークに対応していないこともあって、キレイな大画面でプレイするのは感動しました。
引き続き今回は、『CartReader』で『ゲームギア(GG)カートリッジ』を吸出すための『吸出しアダプタ』を自作していきます。
私はPCのエミュレーターで遊びたいので、吸出しをしています。
あくまでも、自分が所有しているソフトを、自分がプレイするための措置 として行っています。
ネット上からダウンロードしたり、吸出しデータを保存しているソフトを売却することはしません 。
『CartReader』で吸出しができるゲームはプロテクトがかかっておらず、吸出しは問題ないとされています が、
ソフトがない状態でROMを保持する(ネット上からダウンロードしたり、ROMデータを保存しているソフトを手放す)と違法 という認識が一般的です。
ですが、私は法律に詳しくなく確実なことは分かりません。
もし参考にされる方がいましたら、自己責任で 行ってください。
Contents
『ゲームギア(GG)』の吸出し事情
ゲームギアの吸出し方法の種類についてはこちらの記事にまとめました。
『ゲームギア(GG)』の吸出しアダプタについて
『CartReader』のWebサイトを見ても『ゲームギア(GG)の吸出しアダプタ基板データ』は載っていません。
https://github.com/sanni/cartreader/tree/bd3eaa106b6e4cbdffbfa89a3fb5fedf3e028b17/pcb/adapters
そのためか、『ワンダースワン(WS)』の様に『ゲームギア(GG)』は吸出し変換基板のみでは売っていません。
『Save the hero builders』という同人サークルから『Cartridge Reader専用GAME GEARアダプタ』が販売されました。
PCE・WSの様にCart ReaderのMD用コネクタに『GAME GEARアダプタ』を挿入して使用するアダプタで、価格は5500円+送料。
高騰している『レトロフリークのギアコンバーター』や『Retrode plugin Master』に比較すると、手が届く価格です。
Save the hero builders:https://savethehero.builders/en-jp/collections/build-service/products/coming-soon-gg-adapter
また、ゲームギアのスロット部品は『retorosix』さんで『Game Gear GameSlot Kit』として販売されています。
イギリスの会社なので相場に左右されますが、価格は約2000円程+送料です。
retrosix:https://retrosix.co.uk/Game-Gear-GameSlot-Kit-p515558760
『Save the hero builders』さんの『Cartridge Reader専用GAME GEARアダプタ』もこちらの部品を使用されています。
今回、私はジャンクの『ゲームギア(GG)』から変換アダプタを自作していきます。
『ゲームギア(GG)』の吸出しアダプタの配線
私は『CartReader V3』を持っているため、『CartReader V3』で動作する変換するアダプタを作成します。
<注意>
電気の知識は中学止まり(かつ既に忘れ去った)ど素人の趣味の工作です。
間違っている点も多々あるかと思いますが、暖かい目で見ていただけると幸いです。
『ゲームギア(GG)』→『メガドライブ(MD)』変換の配線 と ピンアサイン
今回、『ゲームギア(GG)』→『メガドライブ(MD)』と変換するにあたり、
海外サイトを中心に色々なサイトを参考にして、配線を考えました。
信号は合っているはずなのに上手く動作せず何度も作り直しをして、ようやく配線が完成しました。
恐らく『CartReader V3』の吸出しプログラムとの兼ね合いもあるのだと思います。わかりませんが。
最終的に一番参考にしたサイト:https://consolingmyself.co.uk/post/18692678762/retrode-sms-gg-plug-in-adapter-pin-out
『メガドライブ(MD)』『ゲームギア(GG)』のピンアサイン
『メガドライブ(MD)』カートリッジ のピンアサイン
『メガドライブ(MD)』カートリッジのピンアサインは以下の通りです。
基板の下方の両角(赤丸部)に記載があります。
ゲーム機に差し込む際の向かって前面には、左からB1~B32 と ピン番号が振られています。
裏面は、左からA32~A1 と ピン番号が振られています。
『ゲームギア(GG)』カートリッジスロット のピンアサイン
『ゲームギア(GG)』カートリッジスロットのピンアサインは以下の通りです。
基板部品面のカートリッジスロット取付部下方の両角(赤丸部)に記載があります。
左から下列→上列→下列…と、互い違いに1~45 と ピン番号が振られています。
『ゲームギア(GG)』→『メガドライブ(MD)』変換アダプタ の配線
配線表は下をクリックしてください。長いので折りたたんでおきます。
こちらの配線は、あくまで『CartReader V3』で『ゲームギア(GG)』を吸出すための物です。
それ以外の用途での動作は不明ですので、参考にされる際は自己責任でお願いします。
MD | GG | |||
---|---|---|---|---|
PIN | 信号 | PIN | 信号 | |
A1 | GND | - | 16 | GND |
A2 | +5V | - | 2 | +5V |
A3 | A8 | - | 5 | A7 |
A4 | A11 | - | 25 | A10 |
A5 | A7 | - | 6 | A6 |
A6 | A12 | - | 29 | A11 |
A7 | A6 | - | 7 | A5 |
A8 | A13 | - | 4 | A12 |
A9 | A5 | - | 8 | A4 |
A10 | A14 | - | 32 | A13 |
A11 | A4 | - | 9 | A3 |
A12 | A15 | - | 33 | A14 |
A13 | A3 | - | 10 | A2 |
A14 | A16 | - | 28 | A15 |
A15 | A2 | - | 11 | A1 |
A16 | A17 | - | No Connect | |
A17 | A1 | - | 12 | A0 |
A18 | GND | - | 17 | GND |
A19 | D7 | - | No Connect | |
A20 | D0 | - | No Connect | |
A21 | D8 | - | 13 | D0 |
A22 | D6 | - | No Connect | |
A23 | D1 | - | No Connect | |
A24 | D9 | - | 14 | D1 |
A25 | D5 | - | No Connect | |
A26 | D2 | - | No Connect | |
A27 | D10 | - | 15 | D2 |
A28 | D4 | - | No Connect | |
A29 | D3 | - | No Connect | |
A30 | D11 | - | 19 | D3 |
A31 | +5V | - | 35,39 | +5V |
A32 | GND | - | 18 | GND |
B1 | L_audio | - | No Connect | |
B2 | H_RESET | - | No Connect | |
B3 | R_audio | - | No Connect | |
B4 | A9 | - | 31 | A8 |
B5 | A10 | - | 30 | A9 |
B6 | A18 | - | No Connect | |
B7 | A19 | - | No Connect | |
B8 | A20 | - | No Connect | |
B9 | A21 | - | No Connect | |
B10 | A22 | - | 3 | WR |
B11 | A23 | - | 26 | RD |
B12 | VIDEO | - | No Connect | |
B13 | Vsync | - | No Connect | |
B14 | Hsync | - | No Connect | |
B15 | HS_CLK | - | No Connect | |
B16 | C_OE | - | 24 | MREQ |
B17 | C_CE | - | 24 | MREQ |
B18 | AS | - | No Connect | |
B19 | CLK | - | No Connect | |
B20 | DTACK | - | No Connect | |
B21 | ? | - | No Connect | |
B22 | D15 | - | 23 | D7 |
B23 | D14 | - | 22 | D6 |
B24 | D13 | - | 21 | D5 |
B25 | D12 | - | 20 | D4 |
B26 | LOW_MEM | - | No Connect | |
B27 | RESET | - | No Connect | |
B28 | LDSW | - | No Connect | |
B29 | UDSW | - | No Connect | |
B30 | S_RESET | - | No Connect | |
B31 | ? | - | No Connect | |
B32 | CART_IN | - | No Connect |
また、同様の製品(Retrode2用Plugin Master・『Save the hero builders』さんの『Cartridge Reader専用GAME GEARアダプタ』)を参考に、
吸出し専用であれば抵抗等の他部品は不要と判断しました。
『ゲームギア(GG)→メガドライブ(MD)変換アダプタ』を自作
それでは、『ゲームギア(GG)』→『メガドライブ(MD)』変換アダプタ を作成していきます。
0. 材料と使用するもの
1. 材料 5点
-
メガドライブのカートリッジ
中古販売店で一番安かったソフトを購入。
-
ゲームギア(ジャンク)
コンデンサ交換修理済の電源が入らないジャンク品を購入。
-
ユニバーサル基板(72×95mm、穴径φ1.0mm、ピッチ2.54mm、片面)
他サイズのユニバーサル基板(縦3穴×横23穴以上、ピッチ2.54mm・1.27mm、片面・両面)でもOK。
ユニバーサル基板について『ゲームギア(GG)』のカートリッジスロットのピンは2列(上列22ピン、下列23ピン)あります。
列それぞれのピッチは2.54mmですが、列ごとにピンが半分ずれて配置されています。
ピッチ2.54mmの基板を使用する場合は、どちらか1列のピンを曲げて上下のピン位置を合わせて基板に取り付けることになります。
気になる場合は、ピッチ1.27mmの基板を使うことをおススメします。
また、基板サイズは、他サイズ(縦3穴×横23穴以上)でも使用可能です。
(ゲームギア(GG)カートリッジスロット:上列22ピン・下列23ピン)
ただし、下画像の様に幅90mm以下の場合、基板 と カートリッジスロット をねじ止めして固定することはできません。
-
導線(ポリウレタン銅線φ0.4mm)
φ0.4mmのものを購入しましたが、太くて引き回ししにくい部分がありました。
交差する箇所も多いので、もっと細い方がよかったと思います。
導線の太さについてメガドライブのカートリッジにどの程度の電流が流れるのか全く分からず迷いました。
電気の知識なんて中学以来全くで、検討もつかない…。
ここでは、『CartReader V3』で使われている『Arduino Mega2560』から取り出せる電流が200mAまでらしいので、
余裕を見て380mA程度までOKらしいφ0.4mmの太さのものを購入しましたが、作業的には太すぎました。
-
ネジ(M3*10mm)2本・ネジ(M3*8mm)2本・ワッシャー4個・ナット4個
できれば樹脂製の物が電気を通さないので良いと思います。
私は、ステンレス製16mmの長めのネジを購入しました。
組み上げる際に余分な部分をカットして使用します。
2. 使用するもの 11点
- +ドライバー
- 特殊ドライバー(DTC-27)
- はんだごて
- はんだ
- フラックス
- はんだ吸取り器・はんだ吸取り線
- カプトンテープ
- ニッパー
- ラジオペンチ
- ピンセット
- デジタルテスター(導通検査に使用)
- 電工ペンチ(ネジ切りに使用)
- リューター・ピンバイス(ハンドドリル)
- カッター
- デザインナイフ
- シール剥がし剤
『特殊ドライバー(DTC-27)』は、レトロゲームのお手入れ用に持っていると便利です。
『ゲームギア(GG)』本体以外にも『スーパーファミコン(SFC)』『NINTENDO64(N64)』
『ゲームキューブ(GC)』『PCエンジン(PCE)』本体のネジを外す際にも使えます。
貴重なレトロゲーム機のネジをつぶしてしまうと大変なので、しっかりしたドライバーの購入をおススメします。
1. 『メガドライブ(MD)』のカートリッジをから基板を取り出す
まずは、『メガドライブ(MD)』のカートリッジから基板を取り出します。
1. カートリッジのシールを剥がす
カートリッジのシール を シール剥がし剤等を使って剥がします。
『メガドライブ(MD)』のカートリッジは表面~上面、裏面の2枚のシールが貼られています。
シールを剥がした後。裏面のシールの下にネジが2本あります。
2. カートリッジ裏の+ネジを2本外す
カートリッジ裏の+ネジ2本(赤丸部)を外します。
3. 基板を取り出す
ケースを開け、基板を取り出します。
ツメもなく、裏ふたを上に持ち上げるだけで開きます。
4. 表面実装部品のはんだを外す
このカートリッジの基板には5点の部品が付いていました。
取り外すはんだ部分に フラックスを塗り、はんだを盛って、はんだ吸取り器・はんだ吸取り線を駆使して外します。
取り外し後。ランドが剥がれても問題ありません。
5. 『メガドライブ(MD)』の基板を清掃
最後に、無水エタノールで基板を清掃しておきます。
これで、『メガドライブ(MD)』の基板を用意できました。
2. 『ゲームギア(GG)』からカートリッジスロットを外す
続いて、『ゲームギア(GG)』のカートリッジスロットを用意します。
1. 『ゲームギア(GG)』の裏側のネジ7本外す
+ネジが6本(赤丸部)、特殊ネジ(ドライバーDTC-27を使用)が1本(緑丸部)の合計7本のネジで留まっています。
2. 下部からケースを開ける
裏側ケースは、上部で基板と繋がっているため、下部から開けます。
3. 裏側ケースと繋がっているケーブルのコネクタを3個外す
裏側ケースにつながっているコネクタを3個(赤丸部)外します。
裏ふたが外れました。
4. 基板を留めている+ネジを12本外す
小さめの+ネジ10本(赤丸部)、大きめの+ネジ2本(青丸部)の合計12本のネジを外します。
5. 基板を表側ケースから外す
基板をケースから外すことができました。
6. カートリッジスロットのピンのはんだを外す
ゲームギア(GG)カートリッジスロットは、上列22ピン・下列23ピンの合計45ピンあります。
取り外すはんだ部分に フラックスを塗り、はんだを盛って、はんだ吸取り器・はんだ吸取り線を駆使して外します。
7. ネジ穴に填まっているストッパーを外す
ネジ穴には、円柱状の金属製ストッパーが入っています。
反対側のネジ穴からストッパーを押しても外れなかったため、リューターでストッパーを削りました。
基板にキズが付いてしまいました。壊れた本体だったので問題はありませんが少しショックです。
8. カートリッジスロットが外れる
カートリッジスロットが外れました。
9. 基板を清掃し、ゲームギアを元通りに組み上げる
カートリッジスロットを外した後の『ゲームギア(GG)』は、今後部品取りに使う予定です。
そのため、基板をアルコールで清掃し、元通りに組み上げて保管しておきます。
これで、『ゲームギア(GG)』のカートリッジスロットを用意できました。
3. ユニバーサル基板・『メガドライブ(MD)』の基板を成形
基板は実際に合わせながら成形していきます。
1. ユニバーサル基板をカットし、固定用ネジ穴を開ける
ユニバーサル基板に『ゲームギア(GG)カートリッジスロット』をセットし、位置を確認して穴を開けます。
穴はM3ネジが入るサイズ(『ゲームギア(GG)カートリッジスロット』の穴と合わせる)。
私はリューターで開けましたが、100均のピンバイス(ハンドドリル)でも問題ないと思います。
同様に『メガドライブ(MD)の基板』とも位置を確認して穴を開け、基板を必要なサイズにカット。
基板は、切りたい部分の表裏にカッターで溝を作った後、折り曲げてカットしました。
こんな感じに基板を切り出しました(下画像右上)。
基板をカットする順番を間違った…。もったいない。
2.『ゲームギア(GG)カートリッジスロット』のネジ穴部を一部カット
『ゲームギア(GG)カートリッジスロット』の2つ並んだネジ穴を1つカット。
ダイソーのカッター型ノコギリを使用。
3. 『メガドライブ(MD)の基板』をカットし、固定用ネジ穴を開ける
『メガドライブ(MD)の基板』をカッター型ノコギリでカットして、断面をリューターで滑らかに。
固定用ネジ穴はM3サイズにリューターで開けました。
固定用ネジ穴の位置を少し間違ったので穴がいびつになってしまった…。
4. ネジで固定
『メガドライブ(MD)の基板』『ユニバーサル基板』『ゲームギア(GG)のカートリッジスロット』を
M3ネジで仮組みして成形に問題ないか確認しつつ、ネジで固定します。
使用ネジ
- 『ゲームギア(GG)のカートリッジスロット』:ネジ(M3*10mm)
- 『メガドライブ(MD)の基板』:ネジ(M3*8mm)
基板の仮組みを見て、ネジを必要な長さにカット。
家にあった車用の電工ペンチでネジを切りました。
ネジで固定しました。
ネジは樹脂製のものにすればよかったと少し後悔しつつ、成形は良さそうなので進みます。
5.『メガドライブ(MD)のカートリッジケース』を成形
引き続き『メガドライブ(MD)のカートリッジケース』を成形します。
表面カバーの上部を『ゲームギア(GG)のカートリッジスロット』に合わせてカット。
カッターでカットする印をつけてから、カッター型ノコギリでカットし、デザインナイフで形を整えました。
カッターが暴走して、右脇にキズができてショック…。
裏面カバー内部を2点加工。
- 中央左右のネジ受けの段差をフラットにする(リューター使用)
- 上部の3つある突起を中央の長さに揃える(ニッパー使用)
表面カバーに基板を入れるとネジ受けと同じ高さになるので、裏面カバーのネジ受けを平らにしました。
これで作った基板が『メガドライブ(MD)のカートリッジケース』に入るようになりました。
裏面のネジを締めてカートリッジを組み立てた様子です。
6. 『メガドライブ(MD)の基板』と『ゲームギア(GG)のカートリッジスロット』を配線
いよいよ本番、変換のための配線をしていきます。
素人作業なのでよくわからないまま自己流です。
配線が汚いのも気にしてはいけません。
『ゲームギア(GG)カートリッジスロット』をはんだ付け
『メガドライブ(MD)の基板』と『ゲームギア(GG)のカートリッジスロット』を配線
『MD-GG変換アダプタ 配線表』を参照。
配線後がこちら↓
配線・はんだの汚さは気にしてはいけません。
(ケースに入れてしまえば見えませんし、触って配線が外れることもありませんので…。)
カプトンテープで導線を仮固定しつつ、はんだ付けをしていきました。
スロットに挿入した際に干渉しない様にするため、
『メガドライブ(MD)』の端子部分は 芋はんだ になる様に上部に短くしてみました。
そして導線が太すぎて、交差する箇所が分厚くなって配線しにくかった…。
デジタルテスターで導通確認
はんだ付け後にデジタルテスターで
『メガドライブ(MD)の端子部』と『ゲームギア(GG)のカートリッジスロット』の
導通確認をして、次に進みます。
基板を清掃
最後に、無水エタノールで基板を清掃しておきます。
これで、『ゲームギア(GG)吸出しアダプタ』の基板が完成です。
7. 『メガドライブ(MD)のカートリッジケース』を組み立て
配線をした基板と『メガドライブ(MD)カートリッジケース』を組み立てます。
『ゲームギア(GG)吸出しアダプタ』完成です。
番外:ラベルシールを作成
カッターが暴走したキズが気になるので、ラベルシールを作りました。
無料の画像処理ソフトで適当にラベル面を作成。
デザインのダサさを気にしてはいけません。
家にあったステッカー用シールに印刷。
インクジェット印刷の上に透明な保護フィルムを貼るので印刷が長持ちします。
カートリッジのラベルサイズに切り出し。角はダイソーの角丸パンチで丸く。
できたラベルをカートリッジに貼り付けて完成。
まぁ、こんなものかな。
材料費
今回購入した材料費は以下の通りです。
メガドライブ(MD)のカートリッジ:200円
ゲームギア(GG)本体(ジャンク):2,500円
ユニバーサル基板(72×95mm):260円
ポリウレタン銅線:550円
ネジ(M3*16mm)・ワッシャー・ナット 各4個:150円
合計:3,660円
はんだ吸取り線など、すでに手元にあった消耗品はカウントし難いので入れていません。
『ゲームギア(GG)』はジャンク品もかなり高騰しています。
私は調べたり 作ったりする過程が楽しかったので満足していますが、
『Save the hero builders』さんの『Cartridge Reader専用GAME GEARアダプタ』5500円(税込)を購入する方が
通常は、お値段的にも 手間的にも良いのではと感じます。
まとめ
『ゲームギア(GG)吸出しアダプタ』を作成しました。
こちらは『CartReader V3』での吸出し用アダプタとして作成しました。
他の用途でどのように動作するか・しないかは不明です。
もしもこの記事を参考にされる方がいましたら、作成・使用は自己責任でお願いします。
何があっても私は責任を負いかねます。
次回は、この『吸出しアダプタ』を使用して『CartReader V3』で『ゲームギア(GG)カートリッジ』の吸出しをします。
私はPCのエミュレーターで遊びたいので、吸出しをしています。
あくまでも、自分が所有しているソフトを、自分がプレイするための措置 として行っています。
ネット上からダウンロードしたり、吸出しデータを保存しているソフトを売却することはしません 。
『CartReader』で吸出しができるゲームはプロテクトがかかっておらず、吸出しは問題ないとされています が、
ソフトがない状態でROMを保持する(ネット上からダウンロードしたり、ROMデータを保存しているソフトを手放す)と違法 という認識が一般的です。
ですが、私は法律に詳しくなく確実なことは分かりません。
もし参考にされる方がいましたら、自己責任で 行ってください。