前回、『CartReader』のファームウェアアップデート をしました。

 

今回は『ファミコン(FC)』のカートリッジの吸出し をしていきます。

なお、吸出すのはROMデータ です。

 

!吸出しの際の注意!

私はPCのエミュレーターで遊びたいので、吸出しをしています。

あくまでも、自分が所有しているソフトを、自分がプレイするための措置 として行っています。

ネット上からダウンロードしたり、吸出しデータを保存しているソフトを売却することはしません

 

『CartReader』で吸出しができるゲームはプロテクトがかかっておらず、吸出しは問題ないとされています が、

ソフトがない状態でROMを保持する(ネット上からダウンロードしたり、ROMデータを保存しているソフトを手放す)と違法 という認識が一般的です。

ですが、私は法律に詳しくなく確実なことは分かりません

もし参考にされる方がいましたら、自己責任で 行ってください。

 

スポンサーリンク

『CartReader』での『ファミコン(FC)』吸出しは難しい

正直なところ、『ファミコン(FC)』の吸出しに関してのみ『CartReader』は難しい です。

PCと接続する他の吸出し機ではPC上の対応アプリが自動的に設定してくれるところを

『CartReader』はカートリッジ毎に自分で必要な情報を調べて設定しなければならない からです。

 

『ファミコン(FC)』の吸出し方法

では、『ファミコン(FC)』の吸出し方法 を見ていきます。

0. 使用するもの

使用するものは6点 です。

  • CartReader・microUSBケーブル
  • CartReader用『ファミコン(FC)アダプタ』
  • ファミコン(FC)カートリッジ
  • 接点復活剤
  • PC(ネットにつながっているもの)
  • カードリーダライタ(microSDカードをPCに接続するための装置)

使用するもの

 

カートリッジソフトのお手入れにおススメ

カートリッジソフトのお手入れには、『接点復活材』や『無水エタノール』があると便利 です。

 

接点復活材は、読込み難くなった端子の汚れを落とし、電気の流れを回復させる洗浄剤 です。

また、接点復活材を端子に塗ると、油膜を作り潤滑剤にもなるため、接点のすり減り防止 に効果的。

 

無水エタノールは、電子基板の洗浄使用できます。

接点復活材に比べると端子保護の効果はありませんが、端子の汚れ落とし効果は抜群 です。

 

 

1. 吸出すカートリッジの情報を調べる

初めに、吸出し作業に必要なカートリッジの情報を調べます

こちらは『CartReader』の公式サイトを参考に進めます

『CartReader』のファミコン吸出しマニュアル:https://github.com/sanni/cartreader/wiki/Dumping-NES-Games

 

公式マニュアルの参考URLのうち、上から2つ目のサイトを開く

下画像赤印部のURLをクリック

カートリッジの情報を探す

 

開いたページの右列『クイック検索(赤印部)』にソフト名を入力→『行け』ボタンをクリック

※本来は英語のサイトですが、画像はGoogle翻訳されていますので少し日本語がおかしくなっています

開いたページの右側に『クイック検索』メニュー(赤印部) があります。

吸出すソフト名を日本語で入力 し、隣の『行け』ボタンをクリック します。

こちらの検索は日本語対応していますので、ソフト名をそのまま入力してOKです。

私は『ファイアーエムブレム』と入力して進めます。

カートリッジの情報を探す2

 

検索結果から吸い出すソフトを探す→タイトルをクリック

検索結果から吸出すソフトを探します

私は『ファイアーエムブレム』と日本語で検索したので、リージョン(地域)は日本のものしか出てきません

『暗黒竜と光の剣』のタイトルをクリックします。

カートリッジの情報を探す3

 

吸出すソフトのページから、4つの情報をメモする

吸出すソフトのページが見つかりました

カートリッジの画像があって分かりやすくなっています

カートリッジの情報を探す4

このページでは、必要な情報を4つ 控えます。

また、このページは後で再度使う可能性がありますので、閉じないでおいてください

吸出すのに必要な情報4点
  • PRG:●KB
  • CHR:●KB
  • Mapper:数字
  • RAM:●KB

私の場合は、『PRG:256KB』『CHR:128KB』『Mapper:10』『RAM:8KB』です。

 

2. 『CartReader』のスイッチを設定する

『CartReader』左側面のスイッチを設定 します。

『ファミコン(FC)』吸出し時の設定は『右 左 左 左 』です。

CartReaderスイッチの設定

 

3. 『ファミコン(FC)アダプタ』と『ファミコン(FC)カートリッジ』の端子に接点復活剤を塗る

『ファミコン(FC)アダプタ』と『ファミコン(FC)カートリッジ』の端子に接点復活剤を塗っていきます

吸出し時に端子に汚れがあるとエラーが出ますので、接点復活剤を塗る前に端子の掃除をしておきます

私は、事前に無水エタノールを付けた綿棒で端子の掃除をしました

 

清掃後の端子に、読込み改善効果と潤滑剤効果を目的に 接点復活剤を塗ります

アダプターの端子の両面に接点復活剤を塗り、アダプターの『FRONT』が手前になるように『CartReader』に挿します

ファミコンアダプタに接点復活剤を塗る

 

カートリッジの端子も両面に接点復活剤を塗って、アダプターに挿します

カセット端子に接点復活剤を塗る

これでセッティングは完了 です。

 

4. 『CartReader』の電源ON

続いて、『CartReader』の電源を入れます

『CartReader』右側面のmicroUSBポートにケーブルを接続して給電します。

この際、microUSBポートには 5V1A で給電すると動作が安定し、エラーが出にくい 様です。

5V1Aのアダプタがない方は、PCのUSB3.0ポート(5V0.9A)に接続 しておけば大丈夫です。

 

!microUSBポートの破損に注意!
多くのYouTuberさんも指摘されていますが、このmicroUSBポートはとても壊れやすい です。
基盤の表面4か所はんだ付けされているだけで固定されていて、ケーブルを抜き差しする力でも簡単に剥がれてしまいます
これは『Arduino』というマイコンの部分で、誰が製作しても壊れやすいのは変わりません。
microUSBポート
対策として、端子部がマグネット式になっているUSBケーブルの使用をおススメ します。
microUSBポートに端子を挿したままにしておいて、使用する際にマグネットでケーブルを繋げば、ポートに力がかからずに済みます
購入する際は『充電・データ転送対応』のものにすると、本体のファームウェアアップデートも同じケーブルでできて便利です。

私もマグネット式USBケーブルをネットで注文して、到着待ち中。

マグネット式USBケーブルが到着するまでは、ダイソーのUSBケーブルで吸出しを進めていきます

 

5. 『CartReader』を操作する

『CartReader』で吸出し操作をしていきます

『CartReader』の操作方法

『CartReader』の電源を入れると、液晶に操作メニューが表示されます。

メニューの左にある『●』がカーソル です。

液晶表示とスイッチ

液晶画面の下にボタンが2つあり、2つのボタンを以下の様に押して操作します

ボタンの操作方法
  • 左ボタンを1回押す:『●(カーソル)』を一つ下に進める
  • 左ボタンを2回押す:『●(カーソル)』を一つ上に戻す
  • 右ボタンを1回押す:決定

 

 

上記の操作方法を踏まえて、ファミコン(FC)カートリッジの吸出しをしていきます

『Add-ons』にカーソルを合わせる→右ボタンを押す

『CartReader』の電源を入れると、液晶にメニューが表示されます。

ファミコン(FC)は『ファミコン(FC)アダプタ』を使用しますので、『Add-ons』にカーソルを合わせて 右ボタンを押します

Add-onsを選択

 

『NES/Famicom』にカーソルを合わせる→右ボタンを押す

使用するアダプタを選択するメニューです。

『NES/Famicom』にカーソルを合わせて 右ボタンを押します

ちなみに『NES』は海外版ファミコン(Nintendo Entertainment System)の略称です。

NES_Famicomを選択

 

吸出し設定をする

ファミコン(FC)カートリッジを吸出すのに必要な情報を設定していきます

初めに調べた『吸出すのに必要な情報4点』の値を設定します。

 

内容を確認→右ボタンを押す

これから設定する数値の初期値は以下の様になっています。

『MAPPER:255』『PRG:0K(キロバイトの『K』)』『CHR:0K(キロバイトの『K』)』『RAM:0K(キロバイトの『K』)』

内容を確認して、右ボタンを押します

右ボタンを押す

 

『Select Mapper』にカーソルを合わせる→右ボタンを押す

一番上『Select Mapper』が吸出し設定をするメニュー です。

SelectMapperを選択

 

『Mapper』の値を設定 する

この画面では、数字の下の線がカーソルです。

左ボタンを1回押すと、数字が1増えます

右ボタンを1回押すと、右となりの数字にカーソルが動きます

番右の数字にカーソルがある状態で 右ボタンを押すと『Mapper』の数値を決定します

私は『Mapper:10』なので、『010』と設定します。

MAPPERを設定

 

『PRG』の値を設定 する

『Mapper』の設定が終わると、『PRG』の設定画面になります。

この画面の操作方法は下記の通りです。

左ボタンを1回押すと、数字が増えます

右ボタンを1回押すと、『PRG』の数値を決定します

私は『PRG:256KB』なので、『256』と設定します。

PRGを設定

 

『CHR』の値を設定 する

続いて『CHR』の設定画面が表示されます。

この画面のも操作は同様です。

左ボタンを1回押すと、数字が増えます

右ボタンを1回押すと、『CHR』の数値を決定します

私は『CHR:128KB』なので、『128』と設定します。

CHRを設定

 

『RAM』の値を設定 する

最後に『RAM』の値の設定画面が表示されます。

私の場合は『CartReader』に自動で『8K』を設定され、次の画面へ移行しました。

自分で設定できる場合は、『PRG』『CHR』と同様にカートリッジの値を設定してください

 

吸出し設定完了

吸出し設定が完了 しました。

私の場合は、『Mapper:10』『PRG:256KB』『CHR:128KB』『RAM:8KB』に設定できました。

吸出し設定完了

 

吸出しの操作

いよいよ ファミコン(FC)カートリッジのROMを吸出します

 

吸出し設定の確認→右ボタンを押す

再度 設定が合っているか確認をし、右ボタンを押します

吸出し設定確認

 

『Read Complete Cart』カーソルを合わせる→右ボタンを押す

上から2つ目『Read Complete Cart』にカーソルを合わせて右ボタンを押すと吸出しが始まります

『Read Complete Cart』は、カートリッジの中身を全て吸出す設定になります。

ReadCompleteCartを選択

 

吸出し完了

吸出しが完了すると、吸出し設定の画面に戻ります

吸出し完了

 

これで『CartReader』での作業は終了 です。

 

!注意!

カートリーダーの電源が入っているときにカートリッジを交換したり、複数のカートリッジを同時に挿入したりすると故障の原因になります

1つのカートリッジの吸出しが終わったら、必ず電源を切ってからカートリッジを交換してください

 

6. 『CartReader』の電源OFF→microSDカード取り出し

『CartReader』の電源を切り、microSDカードを取り出します

microSDカードを取り出す

 

7. microSDカードをPCに接続

『CartReader』から取り出したmicroSDカードをPCに接続します

私はUSBで接続するカードリーダーライタを使用しました。

そのため、以降の画像では『USBドライブ(G:)』がmicroSDカードになります。

 

8. NES→CART→●●(数字)→CARTファイルを確認

microSDカードの内容を確認します

新しく『NES』フォルダが作成されているはずです。

『NES』フォルダ→『CART』フォルダ→『●●(数字)』フォルダ→『CART』ファイルがあればOK です。

『CART』ファイルは『CART.nes』『CART.bin』のどちらかの形式 です。

『CART.bin』の場合は、この後『CART.nes』に変換する作業が必要になります。

CARTファイルを確認

 

9. 『CART.bin』→『CART.nes』に変換

吸出したファイルが『CART.bin』だった場合、『CART.nes』に変換する必要があります

『CART.nes』はエミュレータで使えますが、『CART.bin』はエラーになります

『CART.nes』と比べて、『CART.bin』には『Header情報』と呼ばれる情報が不足しています。

なので『CART.bin』に『Header情報』を追加することで、『CART.nes』ファイルに変換していきます。

 

今回私が吸い出したファミコン(FC)カートリッジでは、『ファイアーエムブレム外伝』が『CART.bin』でした

このソフトの『CART.bin』ファイルを『CART.nes』に変換していきます

FE外伝カートリッジ

 

吸出した後のSDカードは下画像の状態でした。

吸い出したSDカードの内容

 

吸出すソフトのページから『英語タイトル』をコピー

一番最初に吸出すソフトの情報を調べたページを再度開きます

下の画像はGoogle翻訳されたものなので、英語表示に戻します

FE外伝の吸出し情報

 

下の画像が、英語表示に戻したページです。

英語タイトルの『Fire Embrem Gaiden』をコピー します。

英語タイトルをコピー

 

『Header情報』を調べる

次に、『CART.bin』に追加する『Header情報』を調べます

 

こちらも『CartReader』の公式サイトを参考に進めます

『CartReader』のファミコン吸出しマニュアル:https://github.com/sanni/cartreader/wiki/Dumping-NES-Games

 

公式マニュアルの参考URLのうち、一番上のサイトを開く

画像赤印部のURLをクリック

Header情報検索サイトを開く1

 

NES(ファミコン)の『Header情報データベース』サイトが開いた

Header情報検索サイトを開く2

 

コピーした『英語タイトル』で検索

『Header情報データベース』サイトは、日本語非対応 です。

英語のタイトルで検索 してください。

先ほどコピーした『Fire Embrem Gaiden』で検索した結果が下画像です。

今回はバーチャルコンソール版ではないので、下のタイトルをクリックします。

FE外伝を検索

 

『Header(hex)』を確認

『Header情報』ページが開きました 。

一番下の段の『Header(hex)』の値を使います 。

『Header(hex)』の値が『CART.bin』に追加する『Header情報』になります。

このページは開いたまま、次の作業に進んでください

FE外伝の情報

吸出しソフトページの確認方法
有名タイトルで海外版が多数販売されているソフトの場合、
『Header情報データベース』での検索結果が多数表示され、どのページが該当ソフトのページか迷う場面があると思います。
迷ったときは、
初めに吸出すソフトの情報を調べたページの『CRC32』の表記 と、
今、『Header情報データベース』の『CRC32』の表記が一致しているか確認 してください。
今回の場合は『CRC32:a98046b8』です。
CRC32の記載場所

 

『バイナリエディタ』を用意する

続いて、『バイナリエディタ』を用意します

『バイナリエディタ』とは、コンピュータが処理する形式のファイルを編集するソフトです。

『.bin』を編集するために『バイナリエディタ』が必要になります。

 

私は『EmEditor』の無料版を使いました

EmEditor:https://jp.emeditor.com/#download

検索して出てきたものを選んだだけで、特に深い理由はありません。

お好きなものを用意してください

 

参考までに、以下は『EmEditor』のインストール方法です。

サイトのダウンロードボタンをクリック

mEditorのインストール1

ダウンロードしたインストーラーをダブルクリック

EmEditorのインストール2

セットアップウィザードに沿ってインストール

EmEditorのインストール3

 

初回起動時に無料版にダウングレード

『EmEditor Freeとして使用』をクリック

無料版にダウングレード1

 

『ダウングレード』をクリック

無料版にダウングレード2

 

『今すぐ再起動』をクリック

無料版にダウングレード3

 

 

『CART.bin』ファイルの編集

それでは、用意した『バイナリエディタ』で『CART.bin』ファイルを編集していきます

 

『バイナリエディタ』を起動

CART.binの編集1

 

『CART.bin』ファイルを開く

メニューバーの『ファイル』→『開く』→『CART.bin』を選択→『開く』

CART.binの編集2

 

『バイナリ(16進数表示)で開く』を選択→OK

CART.binの編集3

 

『CART.bin』ファイルが開いた

CART.binの編集4

 

『Header情報データベース』サイトの『Header(hex)』の値をコピー

先ほど調べておいた『Header情報データベース』サイトの一番下の段『Header(hex)』の値をコピーします

Header(hex)をコピー

 

『バイナリエディタ』の先頭にカーソルがある状態で『Header(hex)』の値を貼り付け

CART.binの編集5

 

貼り付け後は、下画像のようになります

CART.binの編集6

 

『Header(hex)』の値の直後で改行

1行目を『Header(hex)』の値のみ にするため、『Header(hex)』の値の直後で改行 します。

CART.binの編集7

 

これで『CART.bin』に『Header情報』の追加ができました

 

ファイル名を『CART.nes』にして保存

メニューバーの『ファイル』→『名前を付けて保存』

CART.binの編集8

 

『CART.nes』と拡張子まで入力→保存

CART.binの編集9

 

これで『CART.bin』ファイルを『CART.nes』ファイルに変換することができました

 

 

スポンサーリンク

『ROM Checker』で『CART.nes』ファイルを調べる

最後に、『ROM Checker』というツールで、正常に吸出しできたかを調べます

 

『ROM Checker』とは、『オールドゲーム ROM研究』さまがサイト上で公開しているソフトです。

『ROM Checker』を使用すると、吸出したROMの『正常』『不良』を判別できます。(当時の日本版のみ)

吸出し時に『CartReader』でエラーが出なくても、吸出したROMが不良で、エミュレーターで動作しないことがあります。

カートリッジ自体が古いものなので、吸出し時の接触不良で データが不良ROMになることも多いです。

ROMを吸出した際は、『ROM Checker』で『正常』なことを確認しておくと確実 です。

 

1. 『ROM Checker』をダウンロード

まずは、『ROM Checker』をダウンロードします

『オールドゲーム ROM研究』さまのサイトの一番上の『ROM Checker』をダウンロード

『オールドゲーム ROM研究』さまURL:http://mrchecker.web.fc2.com/index.html

 

2. ダウンロードしたZIPファイルから『ROM Checker.exe』を開く

ダウンロードした『rom_checker_v●●●.zip』をダブルクリックして開く

ROMCheckerを開く

 

開いた『rom_checker_v●●●』フォルダ内の『ROM Checker.exe』をクリック

ROMCheckerを開く2

 

『ROM Checker』が起動した

ROMCheckerを開く3

 

4. 『ROM Checker』に『CART.nes』をドラッグ&ドロップ

『ROM Checker』のウインドウに、『CART.nes』ファイルをドラッグ&ドロップします 。

CART.nesをROM Checkerにドロップ

 

5. 一番下に青字で『一致しました』と表示されていればOK

問題がなければ、一番下に青字で『一致しました』と表示 されます。

ROMCheckerで一致すればOK

『ROM Checker』でエラーが出る場合

『ROM Checker』でエラーが出る場合は、何度か繰り返し吸出してみてください

もし接触が悪いだけであれば、『正常』なROMを吸出すことができることもあります。

 

また、ファームウェアのバージョンを変更すると吸出しができる場合があります

私はネオジオポケットソフト『伝説のオウガバトル外伝 ゼノビアの皇子』の吸出しの際、

ファームウェア『V7.3』では『CartReader』での吸出し時は正常動作の際と同じでしたが、

何度吸出しても『ROM Checker』ではファイル破損と表示されました

ですが、ファームウェア『V6.6』に下げるとエラーは出ず、エミュレーターでも動作しました

ネオジオポケットソフトは1本しか所有していないため、このソフトのみの事象かは確認できていません。

ROMCheckerでファイル破損

 

何度繰り返しても同様のエラーが出る場合は、その『CartReader』でそのカートリッジは吸出せないと諦めましょう

吸出せない場合、全ての『CartReader』・同じタイトルのカートリッジの組み合わせで 同様に吸出せないのか、

その『CartReader』の個体に問題があるのか、そのカートリッジの個体に問題があるのか、色々な原因が考えられます。

解決するには専門知識が必要になりますので、一般の人には解決は難しいと思います。

 

6. 『CART.nes』のファイル名を変えて保存

『一致しました』と表示された『CART.nes』は、

ファイル名を判別しやすい英数字に変更して、PCに保存します

ファイル名の注意点
ファイル名は半角英数字でつけます
ひらがな・カタカナ・漢字を使用すると、エミュレーターでエラーが出ることがあります

 

まとめ

今回は『CartReader』で『ファミコン(FC)カートリッジ』の吸出し をしました。

 

『ファミコン(FC)カートリッジ』の吸出しは、設定を調べたり、

場合によっては ファイルを変更したりと他のカートリッジに比べて難しくなっています

難しいなと感じたら、PCと接続する吸出し機やレトロフリークの購入を検討してもいいかもしれません。

また、ファミコン互換機を使用して遊ぶのもいいと思います。

最近は携帯機タイプの互換機もありますし。

 

!吸出しの際の注意!

私はPCのエミュレーターで遊びたいので、吸出しをしています。

あくまでも、自分が所有しているソフトを、自分がプレイするための措置 として行っています。

ネット上からダウンロードしたり、吸出しデータを保存しているソフトを売却することはしません

 

『CartReader』で吸出しができるゲームはプロテクトがかかっておらず、吸出しは問題ないとされています が、

ソフトがない状態でROMを保持する(ネット上からダウンロードしたり、ROMデータを保存しているソフトを手放す)と違法 という認識が一般的です。

ですが、私は法律に詳しくなく確実なことは分かりません

もし参考にされる方がいましたら、自己責任で 行ってください。

 

 

CartReaderでスーパーファミコンソフトを吸出す方法はこちら↓

 

CartReaderでNINTENDO64ソフトを吸出す方法はこちら↓

 

CartReaderでゲームボーイ(カラー)ソフトを吸出す方法はこちら↓

 

CartReaderでゲームボーイアドバンスソフトを吸出す方法はこちら↓

 

CartReaderでネオジオポケットソフトを吸出す方法はこちら↓

 

『CartReader』のファームウェアアップデート方法についてはこちら↓

 

『CartReader』と収納用100均ケースの購入品紹介はこちら↓

 

カートリッジ式ソフトの簡易清掃方法についてはこちら↓

 

3DSの改造方法【Ver.11.15.0-47J】 はこちら↓

 

改造済3DSでDSソフトを吸出す方法はこちら↓

 

【Citra専用】改造済3DSで3DSソフトを吸出す方法はこちら↓

 

WiiでGC・Wiiソフトを吸出す方法はこちら↓

 

WiiでGBAソフトを吸出す方法はこちら↓

 

PS1・PS2のソフトの吸出し方法はこちら↓

 

PS1のBIOSをプレステ公式からダウンロードする方法はこちら↓

 

PS2のBIOSを実機から吸出す方法はこちら↓

 

PSPのソフトの吸出し方法はこちら↓

 

エミュレーター用に購入したPCについてはこちら↓